エッセイ集

第43話 俺たち、がんばってます♫~3月(2006年)

 2月に必ず、このHPを更新しよう、そうしよう・・・と努力をしてはいたものの。 (^_^;)
 家族全員が、インフルエンザにやられたり★
 花粉の季節に恐れおののいていたりしてたら、もう早3月。

演舞場に出演するメンバー★

 ・・・いえいえ、あっちこっち覗きに行ってたりしたら、勝手に時間が経ってしまっていただけ(!)なんですが、桜のつぼみが気になり始めた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? (-_-;)

 ・・・さて今回は、(注:2006年当時)3月7日初演の「滝沢演舞(この字が、タッキーなんですよねっ♪)城」のお話を、させて戴きたいと思っております。
 ここは一発、日を追ってお話をしてみましょうか。 (^_-)-☆

●ちなみに写真は、メンバーがJrの方に踊りを教えてもらっている様子です。

 こちらの舞台は、3部構成・・・と公式HPでも紹介をされているようですが、メンバーは当初・・・第二部のみだけとのお話でしたが、第一部の方にも出演をする事が決まったそうです。
 そして第二部の殺陣は・・・林邦史朗先生が振付をしていますが、第一部は、別の殺陣師さんが振付けていらっしゃるんだそうです。

 第一部  「ジャ(PA)ニーズ(Hi)Story 日本昔ばなし」
 第二部  「(秘)義経 今、明かすYoshitune」
 第三部  「Tacky(秘)World」

 それでまた、この第一部の立ち廻りがまた、ボリュームたっぷり・・・なのだそう★ (-_-;)

 第二部だけでも、ボリューム有り過ぎなのに・・・と思う私ですが、稽古場の壁に貼ってある「本日の稽古進行表」を見るだけでも、これ程に盛沢山の内容の演目がかつて、新橋演舞場にあったのだろうか・・・って位に、ギッチリと詰まっております・・・。 (^_^;)
 過去、「少年隊のミュージカル」は(MASK,SHOCK!)は、観劇した事のある・・・私でしたが、その時も「盛沢山の内容だなぁ・・・」と感心をしていたものですが★
 今回の演舞城は、もーっと凄い! (^。^)y-.。o○

●手帳をめくってみますと、この演目の「二部だけのスタッフ打合せ」で顔合わせをしたのは、1月の事でした。

 昨年の暮れに、林先生にソロコンサートと、この舞台も合わせての殺陣振付依頼がありました。
 ・・・私こと山野亜紀自身は、自分達で作り上げた舞台経験というのはあるんですが、商業演劇の経験は全く無く、勉強の為に、打ち合わせというモノが一体どんなものかを知りたくって、参加をさせて戴いたのです。
 それにしても、スタッフ打合せっていうのはホントにすごかったです。 (ーー;)

公演の行われる、新橋演舞場

 第二部だけでも、殺陣指導、ダンス指導、日本舞踊指導などがあり、そのスタッフと言うのは、指導をして下さる先生方だけではありません(!)
 新橋演舞場を隅から隅まで知り尽くした、大道具さん、小道具さん、衣装さん、そして脚本を書き、演出をされている宮永雄平さん。
 その演出を助ける演出補さん、そして音声さんに照明さん。
 また、この舞台をマネージメントする松竹の方々に囲まれて、うろうろとする・・・私です★ (^_^;)
 それはそれで、一応名刺を交換したり、挨拶をしたりはしているのですが「スタッフの打合せ」・・・って、一体???
 これから一体、何が始まるのでしょうか???

●さてまず、演出をされる宮永さんの台本を元に、舞台の大道具関係の説明があります。

劇場で、おカネも払って観劇して食べた「タッキ―蕎麦(!)」・・・私的にはも少し、ボリュームが欲しかったかも★

 もう、この日の打合せで大道具の発注(!)しなくてはならないのですって★
 もちろん、衣装や小道具もそう(!)
 ・・・既に大道具関係では、絵図面が引いてあり、立ち廻りをするのにはこの広さで出来るかどうかなどなど(!)
 効果的に見せるために「場所々々のセリの高さ」なども、どんどんと決められていきます。
 小さなセリの事を、「すっぽん」。
 廻り舞台の部分を「盆」と呼ぶそうですが、初心者にとってはもう・・・何がなにやら。(;一_一)

 しかも舞台というのは、それは日本の建築もそうなのでしょうけれど「尺単位!」
 ・・・子供の頃から・・・30センチの物差しか知らない(!)私にとっては、難しすぎるぞっっっ!!
 (義経ですから★)船から船へと八艘飛びで飛び移る際に、船と船の間が何尺何寸あるけれど、滝沢さんが飛び移れるだろうか・・なんて、そんな打合せまでされていました。 (距離がありすぎると、危険だから・・・だとか★)

●林先生が加わる稽古の初日は、2月1日。

稽古場は、混戦状態!

 義経、頼朝、平知盛を中心に「壇ノ浦の合戦の殺陣」が、どんどんと振付けられていきました。
 ・・・滝沢さんは、本当に振り覚えの早い方なのですが、頼朝さんに知盛さんは殺陣は、この時点ではまだ不慣れ。
 何回か練習を繰り返し、振付けた殺陣のシーンを後でも見返せるようにと、ビデオに記録をしていきます。

 ここで振付けられた、殺陣シーンがまずベース。
 演出家さんの意向や、林先生のプロダクションのメンバーが、
「この部分で、主役に絡む方間が空いてしまう(!)ので、手を増やして下さい」
 ・・・などなど、そんな依頼を受けて、絡みも役付きも、立ち廻りの手が増えたり減ったりしていきます♡

●林先生が、新橋演舞場で最後の調整をするのが実は、本当に初日寸前の事でした。

最大の難関は、コッチ♪

 「盆の廻って行くスピード」から、セリの上がったり下がったりする時間から。
 着替えの時間から、舞台袖からはけて(退場して)花道から再登場する時間まで・・・などなど、もうもう、さっすがプロの皆さま♡
 台本を書く時から、全てが計算ずくで始まっているのですって。 (^_^)v

 舞台稽古の折には、矢が ♪ヒュンヒュン♪ 飛ぶ音や、人の斬られた効果音やら、波の音などやら、どんどんと効果音も付けられていき、そしてやっぱり・・・何と言っても(!)テーマミュージックのカッコいい事 (^-^)
 演出の関係で、「この部分、音楽足らないから伸ばしといて」などの依頼を受けて、音響さんがその場面に効果的に、1曲1曲を操作していきます。
 時間の関係で、滝沢さんの歌までは稽古場で聞けないのが残念でしたけど・・・★

●そして、これだけの時間で・・・これ程の事を体現し、かつ学校にも行かなくてはならないジュニアのメンバー達って、またスゴイですよねぇ・・・★

 林先生も、そして私も・・・ジャニーズさんには余り詳しくなかったので、この演目の公式HPを見て初めて「大倉クン」とか、頼朝役の方は人気者なのだと知りました★
 また、稽古のスケジュール表にも、「ジュニアは学校終了次第、稽古場に来る事!」って書いてあるのを発見し、そうかぁ~、みんなそういう年代なんだよねぇと、改めて思いました。 
 そうかぁ、学校かぁ・・・てみんな、大変だぁーーー・・・。 (-_-;)

●そして・・・林先生のプロダクションのメンバーの方での大変と言えば、踊り事件(!)

 第二部だけでなく、第一部の殺陣シーンにも出演する事が・・・2月も中旬くらいになってから決まったのですが、第一部ってショータイムまで、ちゃーんとあるのですね・・・★ (;一_一)
 私こと山野亜紀は、日本舞踊やらジャズダンス、バレエも一応は心得があるのですが★
 今回、参加しているメンバー内で、ダンスをやった経験のある者は1人もおりません(!)

 ベテランメンバーの、竹田寿郎(たけだ・ひさお)に至っては。
「俺は、踊れないぞっっっ!!」
 と、叫んだにも関わらず・・・SHOW TIMEの出演が 決まってしまったのです・・・。

今回の舞台に参加したうちの1人は、こんな特技の持ち主でした

 また村田鉄信(むらた・てっしん)などは、大河ドラマで何度か「炎を吹く特技」を披露する事は、あっても★
「踊り・・・、おれ、だめなんだよね・・・・・・・・・」 (-_-;)
 しみじみと語り、額にジットリと汗をかいていたりして・・・★
「俺、ビデオに撮って練習するわ・・・」
 と言っていたのが、この「義経・稽古場での最終稽古日」での、台詞でした・・・。

 今回の舞台には、JAEの方4名と、林先生のプロダクションメンバーが4名で殺陣メンバーだったのですけれど、JAEの方が踊りの振り覚えが良かったみたい・・・? (^_^;)
 稽古の合間に・・・ジュニアの方に聞いたりして、熱心に踊りを覚えようと努力はして(!)いる・・・メンバー達なのでござりましたぁっっ。

 滝沢ファン(・・・というか、ジャニーズファン)のみなさま。 (^_^;)
 それは・・・滝沢さんばかりが、一杯に目に入る演舞場でのシーンなのでしょうけれども・・・そこに、ひっそり。 

どうみても、盆踊りにしか見えない・・・。舞台初日は、客席の方の踊りが見事に揃っていて、びっくりしたという・・・お話でした★

 こういったおじさま☆とかも一応、頑張ってはいたりするので・・・どうかどうか、声援を送ってやって下さいませ。 m(_ _)m
 ジャニーズファンのみなさま、どうかこちらののメンバーもひとつ、3月・4月の舞台で愛してやって下さいませ。
 メンバーも、必死に、(踊りも!)努めていることと思います・・・。

2006年3月吉日    山野亜紀★

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