刀法の立ち廻りは出来ても、需要は高いのに、槍や薙刀、棒などの長物が扱える人が、意外に少ない・・・。
そう考えた林が、1人でも勉強出来るようにと、それぞれの特徴をまとめて初心者にも判りやすいようにと工夫を凝らして作られた作品です。
「構え」や「持ち方」はもちろん、一番の基本である「持ち替えや廻し方」まで、これ1本で演技の幅が広がります。
全ての「長物の基本となる棒術」から始まり、槍、薙刀の特徴を生かした攻撃方法の説明はもちろん、「林流・立ち廻り上達法」が詰まった出来あがりで、長物ならではの注意点にいたるまでも収録。
長物故に(刀は1メートル弱ですが、長物は2メートルほど)、刀法よりも思いもかけない危険に繋がることがあります。 この映像で是非勉強をして、心掛けて演じて下さい。
安全で効果的に見せるためのテクニックの数々を、林が自ら、誰にも判りやすいようにと親切、丁寧に解説をしています。
●「長物編」の収録内容~棒術・槍術・薙刀術~● | |
---|---|
(棒術) | |
1.持ち替えと廻し方 | 林流では、右準手持ちから右準手持ちなど、持ち替えが5種類。 廻し方もそれぞれ5種類紹介してますが、それもどんな時に使うと効果的か・・・などなど。 詳しく、ご紹介をしています。 |
2.八種の構え | 棒術は、槍や薙刀の基本となるもの。 構えの8つは、槍や薙刀にも準じます。 刀の「八種の構え」と基本は一緒ですが、長物ゆえ、違いもあります。 |
3.八種の受け | 刀法に順ずる、「受け方」も8種類あります。 長い分、受け方も大きくて豪快な技です。 |
4.八種の攻撃 | こちらも刀法に順ずるものですが、斬る・突く攻撃の多い刀とは違って、こちらはぶっ叩く、殴る技も多くて、豪快です。 |
5.十二本組手 | 琉球古武術の「棍(こん)術」に、宮本武蔵の技が2本加わっての、12本組手です。 組手なので、稽古は2人で行うのが理想ですが、1人でも稽古できます。 棒術は槍や薙刀にも多く通じるものなので、ここで基本の総てを学びます。 |
6.林流「棒術連続組手」 | 琉球古武術の棍術の連続組手に、林が新たな技を足して、こんなにカッコイイ立ち廻りにしてしまいました。 スローモーションの解説付きなので、とても判り易いです! 棒術の基本に加えて見ごたえもありますから、ちょっとした催しで行っても、喜ばれます。 |
7.周氏の大 | 琉球古武術の、「周氏の大」という、型です。 型なので1人で稽古が出来、スローモーションの解説付きなので、じっくりと勉強できます。 |
8.佐久川の棍 | 琉球古武術の、「佐久川の棍」という型です。 もちろん、判り易い解説付きで、「周氏の大」よりは、難易度UP!! 1人で演武をしても、見ごたえがあります! |
(槍) | |
1.解説 | 棒術の基本を押さえたところで、さて、いよいよ槍の稽古です。 槍術(そうじゅつ)と刀術の違いなど、まずは根本的な事を学びます。 |
2.基本動作 | 槍の操作の基本、上段突・中段突・下段突です。 槍は刀と違って、基本は突く・殴る・なぎ倒す・・・などなど。 棒術に順ずる事も多いですが、槍独特の扱い方など、丁寧に説明をしています。 |
3.各種使い方を入れた殺陣 | さて、いよいよ槍の立ち廻りです! 刀との違いや、槍独特の動きが判るよう、ちょっと長めの立ち廻りにしてあります。 |
(薙刀) | |
1.林流「薙刀の型」 | 林先生が作られた、薙刀の型です! ちょっと長めですが、薙刀の「基本の構え」から「持ち替え」から、「廻し方」から、斬り方から一通り入っているので、薙刀の基本がしっかり学べます。 |
2.林流「薙刀十二本組手」 | 林先生が作られた一般的なものから、果ては武術「山回り」などの、薙刀の特殊的な使い方に到るまで、とにかく薙刀の使い方がふんだんに盛り込まれた組手です! こちらも、スローモーションの解説付き。 見ているだけでも、見ごたえはあります。 |
3.補足事項・注意事項など | 今まで長物の技の解説をしてまいりましたが、長いモノだけに、刀だけ扱ってきた方には予想できない、そんな事故が起こる可能性があります。 あっと思ったときには、もう遅い! ・・・ここでは、そんな危険性回避の方法など、林が丁寧に説明をしています。 |
収録時間 45分/税抜価格 4,800円 指導・解説/林邦史朗 制作/林流・殺陣道場総本部 武劇館 発売/㈱明道社内 オフィス・リバティ