ライセンス

殺陣のライセンス(林流殺陣)

 林邦史朗は生前、後世に自分の研究が活かされるようにと「殺陣の参考書を執筆していました。

 俳優はもちろん、ドラマのキャスティングをされる企業の方や監督さんにも、世の中にはどれほどの殺陣のジャンルが存在しているかを知らしめ、また作品に活かしてもらえたらと念願していたからです。

 現代では、アクションや殺陣(特に時代劇)の作品が、特に減少しています。
 危険を伴う事もありますが、やはり予算の都合が多いにあると思われますし、また林が若かった頃とは違って、現代ではゲームやコミックカンフー映画の影響を受けた作品の方が数多く映像化をされているようです。

 ・・・それでは、本物の侍の生き様が当時、どのようであったのかなど、どうでもよくなってしまうのではないか・・・と、林は危惧を覚えていました。

 殺陣には危険が伴い、それを回避する手段も存在しますが、今も俳優に「殺陣のライセンス取得を促す組織」はありますが、残念ながら未だにライセンス主体でキャスティングされる傾向にはありません。

 林は殺陣の第一人者として、自分だからこそ書ける、伝えられる殺陣を目指して、亡くなるまで執筆を続けていました。

 そこには、弟子で林に唯一女性で「殺陣師と名乗る事を許され、その名を継ぐことになる山野亜紀(女 邦史朗)の存在」もありました。
 山野林の代理講師や助手を務めながら、これほどの殺陣の映像資料やスチール写真を私財も投入して活動を続けて来ました。
 ですから今日、これほどの資料が遺されているのです。

※詳しくは、こちら!

  殺陣師になるには10年以上のキャリアが必要で、これほどの指導が出来なければ・・・というのが、林のプライドだったのです。
 殺陣師にも様々な方が居られると思いますが、こちらで林が取り組んでいた参考書の目録を公開していますが、参考になれば幸いです。

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