何だか台風やら、津波やら。
今年は自然災害で、保険会社サンは大変だナー・・・と、思っている・・・私こと山野亜紀です。
毎年、火災保険の更新の為に来てくれる某・保険会社のお姉さまのお話には、ホンっトに(!)驚かされます。 (^_^;)
取りあえず何とか元気で家族三人、暮らせるのが幸せなんだねーって、彼女の話を聞くとしみじみ思う昨今なのですが・・・。
さて、今年はちょいと人生の転機を計ってみている・・・私なんですが★
その関係で実は、産まれて初めて(!)
林邦史朗先生のマネージャーとして、大河ドラマのロケに参加をさせて戴きました。 (^_^)v
私と林先生が出会って、かれこれ今年で10年目・・・なんですが★
・・・とは言ったものの、女性ゆえに殺陣のお仕事の関係はあんまりなかった訳なんですが。
●たとえば、代表的な立ち廻りのシーン。
林邦史朗先生のプロダクションの方は、以前にも紹介をした通りにスタントマンと殺陣に長けたメンバーの集まりです。
・・・お仕事の内容はやっぱり、合戦シーンであるとか、馬に乗って大暴れ的なシーンが多いのですが、そこには女性の存在というのは、やっぱり少ないのが寂しい処★
私こと山野亜紀は運良く(!)
・・・というよりも、男性陣が全くやりたがらなかった(!)のと、林邦史朗先生が認めて下さったからこそ、おそらくは業界初、女性でタレント養成所の殺陣の代理講師の仕事をさせてもらっているのですが、おそらくこれですら、希少価値なのではないかなぁ~・・・と、自分では思っています。(注:2004年当時のお話ですから★)
・・・で、今回は初(!)の、ロケーションにマネージャーとしての参加(!)
・・・私にとっては、初めての鎧やら馬やら、弓矢やら。
何しろ、来年(注:2005年)の大河ドラマ「義経」の、一の谷の合戦のシーンのロケを見せて戴いた訳です・・・♡
好奇心旺盛な・・・私にとっては、まさに願ったり、叶ったり♡
デジカメ片手に、目をランランと輝かせて、ロケ現場へのバスに乗り込んだ・・・って寸法です。 (^_^)v
そしてとにかく、林邦史朗先生のプロダクションの団結力を見て、ほんっとーに関心をしまくっていた・・・私だったんです(!)
さすがに、行動が速いです!
林先生に言わせると、「当たり前でしょう・・・。プロなんだから」・・・なーんて、言う処。
●今回の参加メンバーは、34名。
この人数を、4人の班長さんがそれぞれに受け持ち、バスに乗って出発する時から、衣装を身に付ける時から(!)
とにかく、班長さんが自分の所のメンバーの面倒を全部見てくれます♡
林先生のプロダクションの方の凄い処は、・・・というか。
本来なら、役者という存在はそうした者なのでしょうけれども、衣装は自分で着られるし、時代劇の鬘(かつら)だって自分で付けちゃうんです・・・♡
鬘をつける時に、地毛をまとめる為に「羽二重(はぶたえ)」という物を使うのですが。
それだって、ぜーんぶ自分でやれてしまう集団なのです。 (^_^)/
・・・私が女優として撮影現場に行くと、そっちの方面は例えば「衣装さんが着せて下さった」り、鬘なんかは「結髪(けっぱつ)さん」がやって下さったりするので、・・・本当に自分一人でやるのは、草履を履く程度でしょうか。
ところが、この道40年を誇る林先生の率いる皆々様は、とにかく自分で、せっせ、せっせとぜーんぶっ、身支度からメイクから「甲冑」までも(!)
とにかく、ぜーんぶ自分で出来ると言う、プロの集団であった訳です・・・・・・・。
自分で着た事がない(!)ので、鎧に関する知識は、サッパリだった・・・私です★(注:2019年現在は、そうではありませんが★)
さてちなみに、来年の大河ドラマは義経です。
鎌倉時代の、鎧は鎧でも大鎧と呼ばれる、甲冑の中でも大きな物を身に着けています。
・・・この時代、飛び道具は弓矢か投石くらい。
それが時代と共に、飛び道具は進化して、鉄砲かなんかが出てくる訳ですが、・・・まぁ武器が変われば、この身を守ってくれる「鎧」も変わるという訳で、時代と共に進化を遂げているそうなんです・・・。
そんな物を目にして、私がワクワクしない訳が、なーいっっ!!!
役者さんとして参加をしている稽古仲間を尻目に、やれ、馬の写真を撮りに行くは。(笑)
・・・何しろ、西暦2000年の現代日本でなら、馬に乗れるのってピクニックランドやら牧場とか。
お金を掛ければ、乗馬クラブくらいですから、私にしては珍しい訳ですよ。(注:・・・2012~2017年まで私は乗馬教室を開催していましたから、2019年現在ではもう、そんな事はありませんが★笑)
●そして、その乗馬の装備はといえば、多くが「ブリティッシュ」か又は「ウエスタン」。
つまりは英国様式か、アメリカの西部劇で見掛ける様な鞍と、鐙(あぶみ)が使われています。
競馬場の馬が乗せている鞍も、勿論洋式の物。
でも日本にはもともと、和製の鞍や鐙がある(!)訳です。
また、乗馬する俳優の役柄の身分によっても、飾り付け(馬装)が様々に変ってくるのだそうで、それを見るのも実は初めて・・・???
・・・うーん。でも、もしかするとどこかで、目にする位はしていた・・・のかも知れませんね。 (-_-;)
今回は一応、マネージャーと言う事で、体の自由が利くのが実に嬉しい処で、今回は私、好奇心のままに動いていたといっても過言ではなかったでしょうね★ (^_^;)
●今回は、ヘリコプター撮影(ドローン)なんてのもあったので、ヘリを撮りに私が動いたのは言うまでもありません。
私はてっきり「撮影ヘリで撮るもの」だと思っていたのですが。
・・・昔はたしかに、本物のヘリで撮影をしていたそうですが、現在は、何と(!) ラジコン・ヘリコプターなんですね・・・。
この、ヘリコプター。
30キロ位の物は積めるそうで、子供くらいは掴まって飛ばせるんだそうですが、スピードの何と速い事、速い事。
私はひたすらに、関心をしておりました・・・。
ただ、風にはやっぱり弱いのと、垂直に上昇する~下降するなどの操作が、とっても難しいのだそうで、操作はラジコンのプロがやっているんだそうです・・・が★
・・・世の中、何がプロに繋がっているのか、判らものなんですねぇ・・・・・・。
ラジコンなんて、オモチャの世界だと思っていた私ですが、色々と今日も、目から鱗が落ちるような思いを致しました・・・。
それ以外はといえば、撮影の現場で使われる小道具もしみじみと眺めてはみましたが、中には武劇館にあるモノもありますし(!)
・・・平素は、真剣試斬もする私にとっては、撮影の小道具というのは、それほどにも珍しくないのでありました・・・。 (^_^;)
●・・・ところで実は先日、とあるこのHPの読者さんからメールを戴いたのです・・・。
武道楽者・・・という、ハンドルネームの方なのですが。
「殺陣が悪いか、役者がだめなのか、刀が軽すぎます。
真剣にて巻き藁を斬っているのでわかるでしょうが、重厚さがほしいです」・・・との辛辣なコメント★
・・・・・・・・・・・・・・。
うーむ・・・★★★
撮影現場では、基本的には・・・小道具として製作した得物しか使えません(!)
それしか現場にないからでして、必要に応じて・・・とーっても、たまに(!)
真剣や、鉄身(「模擬刀」で、真剣と同じくらいの重さがある)を使う事もあるそうですが、・・・まぁ、機会は少ないです。
大河ドラマなどのために、林先生が殺陣の特訓を行う場合もありますが、それでもやっぱり使う得物は、たいていは「小道具の刀」です。
・・・良くて鉄身か、木刀くらいですし。
思うに、役者さんの中でも・・・真剣を持ってみたり、斬った経験のある方って一体、どれほど居るものなのででしょうか・・・。
●ところで、昨年の大河ドラマ「武蔵~MUSASHI~」なんですが★
主役の市川新之助氏(2019年現在は、「海老蔵」を襲名)に、林先生は真剣を持たせて実際に斬らせてらっしゃいました。
あの方は・・・ほんっとーに(!!)力の強い方で。
「一本巻」を、初めから「真横水平斬り」でもスパスパ斬っておられました・・・。
本物の真剣でも、持つ人が持つと、えらく軽く見えてしまった・・・私です★
私は一応女性なので、真剣も鉄身も重たいです。
それでも平素、それで稽古をしていますから、逆に小道具の刀なんかを持ってしまいますと・・・やっぱり、羽根のように軽く思えてしまうんです・・・・・・。
・・・林先生は。
必ず、どんな時にも「刀の重さの指導」は欠かさないお方なのですけど・・・。 (-_-;)
・・・そういえば。
少し前の話になりますが林先生が、学習研究社発行の「古武術で目覚めるカラダ革命」なる御本に協力をしていらっしゃいました・・・。
最近、オリンピックでも「ナンバ走りで有名なランナーがいる」くらいで、ホームラン王の王選手も、日本の武道から・・・かの有名な「一本足打法!」を生み出された・・・などなどの体験が、綴られております。
お好きな方は、ご覧下さい。
本当に、林先生も感心してらした位、様々な情報が満載なので、お勧めです。 (^_-)-☆