体捌きとは、林邦史朗が編み出した「最低限の殺陣のステップ」の名称です。
・・・林流ではまず、バレエやダンスのように先にステップを学んでから、それに技を乗せて応用するのですが、これこそが林流の最大の特徴であり、これはどんな武術にも応用できます。
そして得物が長物であろうと、無手(素手)の体術であろうとこのステップに変りはありません。
ぜひ、マスターして下さい。
体捌きAは、相手の攻撃を避ける(交わす)ステップで、半身と入身に分かれます。
同じ動作を、表技と裏技(右手が表で、左手が裏)併せての10タイプ構成です。
体捌きBは、「体捌きAに回転を加えたステップ」で、相手と立ち位置が入れ替わるステップになります。
半身バージョンなら2歩、入身でなら3歩を踏んで行います。
そして体捌きCは、重心の移動(Aとは別の意味で、相手の攻撃を避けるステップ)で、これは左右併せて10タイプです。
これを全て会得すると、無駄足を踏むことなく、スムーズに移動が出来るようになります。