侍は大小の二刀を帯ますが、今回は小刀(小太刀、または脇差とも)の紹介です。
この小太刀の操作の基本は、後に紹介する十手(警棒やナエシ、兜割なども含める)に準じるので、小太刀の扱いが判れば、一見特殊に見える武器も扱えるようになります。
資料映像も少ないので、十手については殺陣を振り付け、稽古風景としても紹介をしていますし、体術を交えてならどのように変化をするかまで、初心者から玄人好みの殺陣まで、バリエーション豊かに収録をしています。
また重要は少ないながらも、武家娘が携える懐剣の扱い方についても収録しました。
小物の基本から高度な武術的技法まで、林が研究した創造性豊かな小物上達法の極意を、お楽しみ下さい。
安全で効果的に見せるためのテクニックの数々を、林が自ら、誰にも判りやすいようにと親切、丁寧に解説をしています。
●「小物編」の収録内容~● | |
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(懐剣) | |
1.懐剣 | 時代劇で、武家娘が携える懐剣の説明です。 |
2.懐剣の殺陣 | 時代劇では、武家娘が斬りかかる敵を1・2手払った辺りでヒーロー登場で、なかなか活躍の場がありませんが、本当に戦ったらどんな感じになるかの例の一つです。 |
3.構え六種 | 懐剣の、基本の構え方です。 |
4.受け九種 | 懐剣の、基本の受け方です。 |
5.受け即攻撃 | 相手の攻撃を受けた途端に、すぐ反撃! これが、武術の鉄則です。 懐剣で相手の攻撃を受けたら、すぐさま反撃、その手立ての紹介です。 |
(小太刀) | |
1.小太刀 | 侍は大小を帯びますが、その小刀の説明です。 こちらに長けていれば、十手や鉄扇、ナエシや兜割、警棒の使い方にまで応用が出来ます。 |
2.小太刀の殺陣 | 長物を相手にするには、小さいモノには、小さいモノを操るからこそ勝てる技があります。 1例として、ご覧下さい。 |
3.構え八種 | 小太刀の基本の、構え方です。 |
4.受け十五種 | 刀は八種ですが、小さいモノが勝てる所以は、この豊富な受け方にあります。 |
5.受け即攻撃 | 懐剣でも説明していますが、相手の攻撃を受けた途端に即、攻撃! これは、武術の鉄則です。 その手立てを、紹介しています。 |
6.七本組手 | 敵の攻撃が決まっていて、それに準ずる対処法を学ぶのに「約束組手」というモノがあります。 小太刀で7本、林があらゆる流派から採用し、また独自の発想から作られています。 |
(その他) | |
1.林流「懐剣の型」 | 林が創作した懐剣の型です。 敵を想定して、その対処方法をここで学びます。 |
2.林流「小太刀の型」 | 林が創作した小太刀の型です。 敵を想定して、その対処方法をここで学びます。 |
3.十手の使い方 | 小太刀を学べば、あとは十手独自の使い方を会得すれば、すぐに対処出来るようになります。 |
4.十手の型・稽古例 | 十手の殺陣の一例です。 参考として、ご覧下さい。 |
5.小物の使い方・補足 | 鉄扇、ナエシ、兜割、警棒などなど。 小太刀の扱いを覚えれば、全て応用できます。 その説明です。 |
6.小物の使用例 | 小物の、例えば体術などを使った使用例です。 |
収録時間 40分/税抜価格 4,800円 指導・解説/林邦史朗 制作/林流・殺陣道場総本部 武劇館 発売/㈱明道社内 オフィス・リバティ