あなたは、緊張するタイプですか?
自分では意識をしていないのに、気が付いたら体を萎縮させている事ってありませんか?
・・・そう、緊張をほぐそうとすればするほど、どんどんと深みにハマってしまう・・・そんな事って、ありますよね★ (^^)/
そして、体と心はやっぱり、繋がっていますから(!)
体が柔軟でないとついつい、心までも硬くなって、ついには行動にまでそれが移ってしまう事って、あるんです・・・★ (-_-;)
人って、意識をして体を硬くする事は、簡単に出来るんですが、緩める方って実は・・・以外に難しいのですね。
ところで人って「目」や「耳」だけでなくて、実は「掌」や「足の裏」からも、実にたくさんの情報をもらっているんです。
「掌は第二の脳」なんて言われてますし、「足は第二の心臓」とも言われております。
・・・その手の指先や、まずは足の爪先から(!)
末端の関節から徐々に緩めていって、全身にその緩さを伝えていくという運動(!)をしてみましょう。
緊張しやすい社会生活の中で、意識をして全身を緩めてみませんか?
きっと、あなたの健康はもちろん、全てに役立つことでしょう。
【ポイント】
この運動は、必ず「呼吸法を取り入れて行い」ましょう。
ここで言う呼吸法とは、「自然呼吸法」と呼ばれているものです。
人は無意識にこれを行っているハズですが、いざ考え込んでしまったりすると、どう呼吸していいのか判らなくなってしまう場合があります★
そんな時にはどうぞ、この呼吸法を意識して運動を行ってください。
・・・大事なのは、呼吸をけして止めない事です。
呼吸が止まると、身体を委縮させてしまう原因になりますから、慣れない内は意識してみて下さいね♡ (^_^)/
【自然呼吸法・極意!!】 |
1.末端の関節を緩める運動
両手首、足首から指先など。
自然呼吸で、手や足を自分で振ったりして、緩めていきます。
特に手首を曲げる方向は、写真を参考に「痛・気持ちいい程度」に自分で曲げて(!)行いましょう。
足の指も前後に曲げるなどして、アキレス腱も伸ばしていきましょう。
【技・その1・・・手首締め】
肘・手首を九の字に曲げて | 親指1本、他4本で鷲掴み | 手首を上に捻ればOK! |
【技・その2・・・小手返し】
左手の甲に、右手を重ねて | 左小指と薬指の間に、右の親指 | 左に手首を捻り、左肘は水月 |
【技・その3・・・(通称)栓抜き】
左手の甲を、右手で挟み | 左肘は真っすぐ、掌を上に | そのまま掌を自分に向ける |
【技・その4・・・掌返し】
左肘は伸ばし、左の指を | 右の手で、挟んで掴んで | 垂直まで、角度を付ける |
2.上半身を緩める運動
足を肩幅の広さで開き、両手は自然に体側に降ろした状態を「自然体」と呼びます。(写真・左参照)
その状態で息をゆるく吐きながら、上半身を前に倒してまず、両手の指を組みます。
その掌を返して、ゆるく息を吸いながら上半身を起し、自分の頭の上にまで両手を持っていき、掌を上にします。
それから気持ち膝を曲げて、自分の中心(丹田)から・・・緩く身体を震わせて、息を吐きます。
ゆったりとした気持ちで行うのが、ポイントです。
ここで言う自分の中心とは、「下丹田」の部分を言います。
丹田に関する説明は、「立禅」のページをご覧下さい。
この運動は目安として、真ん中で2回、左方向と右方向に身体を振って、共に2回ずつ行います。
上半身を前に倒して手を組み | その手を返しながら息を吸い |
---|---|
吸い続けながら、頭の上に | ここで気持ち、膝を緩めて♪ |
息を吐きながら、ゆっくりと | 気持ちよく、左右に揺します |
3.「自然体」から緩く膝を曲げたまま、自分の中心から揺さぶる運動
①自分の中心の力が「指先に伝わるよう」にまずは、上半身を左右に振っていきます。
手が、自然と身体にまつわり付いていくようなイメージなんですが、その両の手の甲が「肝臓や腎臓など」の大事な臓器を刺激していきます。
呼吸は、手の甲が当たった瞬間にふっと吐く感じです。
②・・・今度は、手を振る幅を変えて、片手は腰、片手を肩叩きにします。
③その後は、左振向きの場合は後から自分の右の踵が見える・・・といったように、逆の踵が見えるくらいにまで、大きく上半身を振ってみましょう。
終ったら、自分の中心の力を止めます。
・・・両手は勢いを失い、やがてもとの自然体に戻ります。(振り幅が、3パターンという事になります♡)
4.両手にボールを持っているイメージで行う運動
【パート1】
まず「自然体」で立ちます。
それから自分の前に、ボールを持つように両手を合わせて、そのボールを持ったまま、上半身をゆっくりとまわす運動です。
左バージョンと、右バージョン。 目安として3~5回程度、行います。
この場合の呼吸法は、「息を吐いて→吸って、1回転」。
前から緩く息を吐き始めて、後ろに伸びた時からやはり緩く、息を吸い始めます。
息を吐きながら | 下で、吐き切り |
---|---|
息を吸い始めて | 吸い始めて・2 |
吸い始めて・3 | ここで吐き始め |
息吐いてます・2 | 下で又吸い始め |
【パート2】
今度は、上下の運動です。
やはり初めは自然体で、自分の腰の辺りでボールを持つように、両手を合わせて行います。
まずは緩く息を吸いながらそのボールを、自分の頭上へと背伸びをするように持って行きます。
一番てっぺんまで行ったら、今度は緩く息を吐きながら腰から前屈をします。
上から下へとボールを、自分から遠くを通るようにして、運んでいきます。
一番下まで来たなら、出来るならで良いので・・・ここは、腰をぐっと落として。
再び息を吸いながら、ボールを頂点まで背伸びをするように運んでいきます。
目安として3回、行いましょう。
まずは、ここから | 息を吸い始めて |
---|---|
ここまで、吸って | ここから吐き始め |
吐いてます・1 | 吐いてます・2 |
吐いてます・3 | 吐いてます・4 |
ここから吸い始め | 吸ってます~♪ |
5.腰を捻る運動
自然体で立ち、腰の辺りで・・・自分の前、掌を下に向けます。
息を吸って、今度は一気に吐きながら、出来るなら両手(親指と人差し指で作った三角)の間から、逆の踵をみるように大きく振り返ります。
自分の前で息を吸って、捻った時に息を吐くを、左右3回ずつ行います。
息を、吸って | 一気に、左へ |
---|---|
ここで吐いて | 吸いながら1 |
吸いながら2 | ここで吐いて |
6.肩を廻す運動
【パート1】
自然体で立って・・・片手は腰、片手は自分の前に出して、掌は上に。
「手の上に、ボールを乗せているイメージ」で、息を緩く吐きながら・・・掌は上に向けたまま脇の下を通ったら一度、後ろの方へ伸ばします。
そこから息を吸い始め、掌をゆっくり廻しながら、頭の上まで持っていって再び、自分の前まで戻していきます。
この「掌が上を向き続ける」事が、最大のポイント!
前から始まって、前で終って呼吸は1回です。
これは右手のみ、左手のみ、左右同時で3パターン、どれも3~5回くらい行います。
この運動で、「肩こりがなくなった・・・」と言う方が多くいますので、悩んでおられる方は、どうぞチャレンジしてみて下さい。
息を吐いて・1 | 息を吐いて・2 |
---|---|
息を吸い始め1 | 吸い続けて・2 |
吸い続けて・3 | 吸い続けて・4 |
吸い続けて・5 | 吸い続けて・6 |
吸い続けて・7 | ここから吐いて |
【パート2】
今度の呼吸法は、一気に吸って、一気に吐きます。
自然体から両肩を、息を吸いながら・・・後ろから大きく廻して、持ち上げます。
そして一気に吐きながら、肩をストンと落とします。
後ろから3回、前から3回ほどやります。
息を吸って・1 | 息を吸って・2 |
---|---|
息を吸って・3 | 息を吐いて~♪ |
7.首を廻す運動
今度は左右に、顎で円を描くイメージで横に、8の字を描きます。
呼吸は緩く、左からと、右からの2パターンおこないます。
目安として、3回くらい。
●足芯呼吸(そくしんこきゅう)●
1~7の運動で、全身の関節が十分緩まりましたので、今度は全身に気を通す為の、準備運動をします。
そして「立禅」に入りますが、その前に・・・豆知識♡ (^_^)/
男性と女性では、気の巡り方が逆になります。
さて、気の考え方とは、中国から伝わったものです。
「右手が陰」で、「左手が陽」です。
痛い時に手を当てる場合などは、女性は右手で。男性は、左手をその部分に当てましょう。
また、この「足芯呼吸」の場合では、女性は気を前方から頭頂を通って・・・背中へと通していきますが、男性の場合は、背中から頭頂を通して前方へと通していきます。
まずは、「自然体」に、なります。
両手は外側から広げながら息を吸い、頂点に来たら今度は両手を水平にして、掌を下にして・・・両手を下ろしながら息を吐きます。
鼻から息を吸い上げますが・・・この時は、足の裏から綺麗な水が身体を通り、やがて頭頂まで吸い上げられていくようなイメージで息を吸います。
吸い上げた処で息を詰めてしまうと、これはこれで脳に良くないとの事なので、ここで鼻から一度、少し息を漏らします。
それから・・・まるで身体全体を断層写真のように、悪い処はないかと探っていくように(!)探りながら、両手を下ろしていって・・・息をゆっくりと吐きます。
綺麗で美しい水が「土踏まずから入って」、「土踏まずから抜けていく」ようなイメージです。
身体の不浄な部分を、洗い流していく・・・。そんなイメージで、行いましょう。
※これを3回おこなって、いよいよ「立禅」をおこないます。
息を吸って・1 | 息を吸って・2 |
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息を吸って・3 | 息を吸って・4 |
鼻から抜いて | 息を吐いて・1 |
息を吐いて・2 | 息を吐いて・3 |