今朝代々木公園の側を通っていたところ、ミンミン蝉の中にツクツクホーシの声が、混ざっていました・・・。 (T_T)
も~う、暑くって茹ってる昨今ですが、今年の夏って・・・昨年も暑くて辛かったのに、何だかいよいよもって辛いですよね。
昨年の今頃は・・・膝を腫らして、寝込んでいた私こと山野亜紀だったんですが★
今年は身体的には大丈夫なのですが、お家の事情やら何やらで、色々様々な事が起こり過ぎ・・・★ (^_^;)
さて私事になりますが、ヒットはやっぱり(!)
実家で経営している小さなアパートの壁とお風呂場に、なんと計5個の穴ぼこ(!!)をあけて引っ越していった某・T中氏・・・。
あなたさまって、1年足らずしか住んでないんじゃないんですかねっ・・・!!!
・・・昨今は、敷金(部屋の修繕などに当てる、預り金)というモノがなくなってきた世の中でして、彼は一応は・・・不動産屋さんには(!)謝罪をして行ったという事ですが★
建物の持ち主にも、あやまらんか~いっっっ!!! (;一_一)
●普通、引越しの際には店子サンは、店子サンは、大家さんには挨拶をするものなのです。
・・・何故なら、引越しをするとなると・・・どんなに手を尽くしても例えば粗大ゴミ!!!とか。
ビンや不燃ごみなど、引越し前に処分しきれなかったモノなど、出てきてしまうからなんですね。
T中氏は、それらはゴミの当日に捨てに来る事を、不動産屋にのみ言い残して・・・大家には何の断りも無く、トラックに乗って行ってしまったのです・・・★
結局、ゴミの処理をするのは誰・・・???
その土地に住んでいる、大家さんではないのでしょうか。 (-_-;)
そしてやっぱりT氏は、ゴミの日には来なかった・・・。 (T_T)
●そのまた後日談、実はT中さんは 家賃滞納 をしていたらしいのです。 (^_^;)
それで不動産屋さんから立ち退きを迫られて彼は、出て行ったそうなんですが・・・その穴ぼこ(!)
不動産屋さんとの話し合いの上で、お風呂の穴を塞ぐ費用は不動産屋さんが持つ事になり、壁の穴(2方向)は大家側で持ちました。
・・・というのは、実は契約書に。
「壁の損傷などは、金○円にて、不動産屋さんが(!)賃貸人より賠償をさせる」
と、書いてあったのです。
・・・それじゃぁ、壁4方向、ボコボコに穴を開けられても、○円で丸く収まれと言うんか~いっっ!!!
・・・で結局(!)
「契約で月々、修繕費なるものを・・・不動産屋さんが、家賃の内から積み立てる」という契約でもあった為、そのお金を返してもらって、賠償金をもらって、大家さん側の方で自費で(!)修繕を・・・致しました。
工事が終るまではと、気を張って頑張っていた・・・私の母に幸あれ☆
以前は・・・賃借人も、住む家を大切にして引越しをされて行く方が多かったのですが★
時代の流れか、家も消耗品になっていくんでしょうか。
・・・何だかさみしい限りです。 (-_-;)
●ところでゴミといえば、私こと山野亜紀の暮らしている「小金井市」。
・・・8月から、とうとうゴミ有料化が始まったりして★
今まで、2回に分けて出していたゴミを、収集日には変更はないのですが、やっぱり1回にまとめたりして・・・アパートの住人達も工夫をしている様子。
ゴミ袋1枚、幾らですもんね。 (-_-;)
ちなみにこの辺りでは、ペットボトルや牛乳パックは、スーパー(その他図書館とか、公共施設)などで、引き取ってもらうのが主流です。
プラスチックのトレイなど、リサイクル出来るモノにはリサイクル・・・と勤めていますが、コンビニのゴミ箱は、店内へ引っ込められてしまいました★
・・・どうも家庭ゴミとは、明らかに判るモノを、捨てていた事が発覚したらしい・・・。
気持ちは判りますが、ここは一つ、ルールを守りましょうよ。 (^_^;)
●さて、このエッセイもどうやら、40回目を迎える事が出来ました♡
・・・振り返れば、40回もあれこれと書いて来ては、林先生に間違いがないかなどと、チェックをしてもらい。
テーマを決めて、写真を撮って、フォトショップで編集をして、自分1人でサイトアップを繰り返してきた・・・私です★ (・_・;)
振り返れば孤独で、地道な作業でした・・・。
思ったよりも、さしたる感想を戴くこともなく、質問も余りなく。
教えている生徒達にも、サイトを見ましたよー・・・てな位のコメントしかもらえず★
それでも淡々と繰り返して来たのですが、それなりの感慨はやっぱりあります・・・。
●さて今回は、大河ドラマにおける「殺陣の特訓」についてのお話です。
過去、私こと山野亜紀は・・・様々な時代劇の殺陣特訓助手を務めてまいりました。 (^_^)v
初めての特訓助手体験は、「元禄繚乱」だったでしょうか?
・・・この時にはタッキーこと、滝沢さんにはお会いできませんでしたが、今井翼さんには、お会いできました。
そしてこの度、「義経」本放送で、翼さんは「那須与一」役を演じられた訳ですが、大人になりましたねぇ~・・・。 (^o^)丿
翼さんは今回は、(那須与一なので)林先生から弓指導を受けていました。
●さて 時代劇での「殺陣の特訓」というのは、他の番組ではどんな感じなのでしょうか・・・。
私が林邦史朗先生の計らいで携わった限りでは、大体1コマが2時間です。
今回の上川隆也さん(「功名が辻」)の場合では、信長の時代なので、槍の稽古が半分で、体術の稽古が半分・・・といった感じの特訓メニューでありました★
もっとも、体術の稽古は林先生が・・・これは別に、必修にしている訳ではないのですが、「大東(だいとう)流・柔術基本10本組手」の稽古をしています・・・。
これは、武蔵を演じた市川海老蔵(当時は、新之助)氏も、現在は義経を演じている滝沢さんも皆さん、体験をされました。
大東流柔術とは、会津藩御留流(御留流については、エッセイ第14話参照)のテクニックでありまして、現在の柔道や合気道の大本になるテクニックなのですが・・・柔術で一番古いと言われているのは、竹内(たけのうち)流のものなのだとか。
●古(いにしえ)の技を体得するのって、ちょっと大変・・・・・・★
なんですが(!)そこはまぁ・・・体験という事で、役者サン達には「技を覚えてもらおう!」という訳ではありません。
ただ、戦国時代を演じるなら、勿論古い時代な訳ですから・・・その頃では、こんな感じの技を使って侍は生きていたのかなぁ・・・と。
その匂いを嗅いで戴いて、それを演技に生かしてもらおうといった処ならしいのです。 (^_^)v
実際、あの時代には・・・侍はそれらのテクニックを、もちろん研究して使う人も居たでしょうし、また自然に使っている・・・そんな人も居たのではないでしょうか。
・・・それ程、生き抜くのが困難な時代だったんだなぁと、私は思っています。
・・・何しろ侍の時代というのは、封建の世の中です。
会津藩・御留流のテクニックも、役職によっては教えてもらえない技だってあった(!)のだと聞きます・・・下々に、上の役職の者が負けるわけにはいかないからです・・・★ (-_-;)
握手のように相手の手首を握るのは、「綾持ち」と呼ばれる | お互いに並行の手を握っているので、「準手持ち」 | 両手で握るから、これは両手持ち。ここから全ての稽古が始まる |
●「入身投げ」という技は、現在は合気道では身分を問わず、どんな方も教えてもらえる筈ですが。
とはいえ、おそらくは段階を踏んで教えて下さっていると思われるので、通い始めてすぐに習える訳では・・・ないかと。 (^_^;)
ですが会津藩の時代では、家老以下はこのテクニックは教えてはならないという決まりがあったそうです。
・・・ちなみに、また別のテクニックになりますが・・・これは「小手(こて)返し」。
詳しい方はお判りでしょうけれど、「平行の手で掛けた」り、「綾持ちの手で掛けた」り、「両手で掴んで掛けたり」するそうですが、ある流派では例えば「綾持ちの1手を教わるだけ(!)」で5千円(!)くらい教授料をお支払いするのですって・・・。 (T_T)
上記を併せると、同じ技なのに(!)最初の手の持ち方が変わっただけで、しめて全部で、1万5千円・・・。 (゜o゜)
林先生は、それらの技を、惜しげもなく教えて下さいます。
●例えば合気道の技も、実はその技は全て刀から発祥した技なのですって。
私は最近(注:2005年当時★)一生懸命に「1ヶ条」や「2ヶ条」「3ヶ条」「4ヶ条」まで・・・技を習っているのですが★
それらの技は、まず「自分は帯刀しておいて、相手が・・・自分の刀を奪おうとした(!)」というシチュエーションで、稽古は始ります♡
まずそのシチュエーションで稽古をして、それから、その同じ技を「素手」でやってみますと・・・ナルホド・成る程、本当だぁ・・・。 (゜.゜)
ビックリの、連続なのです・・・♡
●手技もそうですが、足技もしかり☆
「一ヶ条(流派によっては、呼び名が異なる)、つまり肘押えの稽古。 | 相手の手首を、「右に回しながら、合谷でj掴み」まずは一発柄頭で当身! | 「左裏入身」というステップで、相手の肘を斬りおろす |
私たちは、古流の柔術の足技などもやりますが・・・ホント!
人間はいかに強くて弱いかに、気付かされます・・・★ (^_^;)
性格で言うなら、「良い面があれ」ば、「悪い面があるようなもの」でしょうか。
ですから柔術の稽古は、どの役者さんにも「面白い」と人気があります。
・・・やはりかつて、これ等の技を駆使して生き残って来た侍の息吹を、感じるからでありましょうか・・・。
そして特訓では、体慣らしの稽古も致します。
・・・相手の攻撃に対して、同時に3つの動作を行うなど・・・別に、頭の体操ではないのですが★
侍には、実際そうした行動が身に付いていたでしょうから、そのちょっとした訓練を経験して戴くのです。
・・・それを身体が覚えるのにはやっぱり、少し時間が掛かりますが、その後に技の稽古をすると、全く何もしないよりは・・・よく身に付くのですね。 (^_^)v
●それでも、殺陣の特訓の回数は結局、そんなに何回もやれる訳ではありません。
林邦史朗先生の稽古場へやって来る方も、「新選組!」の時には、その人数も多かったです♡
新見錦さんとか、山南さんとか、藤堂平助さんとか、尾関さんとか、源さんとか。
井上源三郎役の小林隆さんは、随分熱心に通ってらっしゃいました。
やっぱり、あれでなくっちゃなぁ・・・と思います。
それにしても★
今回、武劇館(林先生が、構えている稽古場)の女性・初(!)の指導員になりまして、本人的には一応はプロ(!)・・・の筈なんですが★
上川さんとか、私が受身をとったりすると「危ない!」とか、気遣って下さいます・・・。
巴御前役の、小池栄子さんもそうでした・・・。 (^_^;)
唯一、褒めて下さったのは『利家とまつ』の特訓の折に、唐沢寿明さんだけが、「綺麗な受身を、取ってるなぁ…っ!」と、言って下さいました。
本人一応、プロの積りなのですが、まだまだ・・・という事なのでしょうか。 (^_^;)
すみません、頑張ります~♡