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劇用馬概要・プラン

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劇用馬コーディネイトとは

劇用馬プロジェクトは、林邦史朗が2008年7月に立ちあげたプロジェクトです。

日本にはアメリカなどとは違って、それまで『劇用馬』として、それ専門に馬を育成するシステムがありませんでした。
uma_01.jpg【槍を持ち、背旗・鎧をつけての騎乗シーン】それで止むをえず、乗馬クラブなどに『撮影に使えそうな馬を、貸してほしい』と依頼するのですが、馬は生き物です。普段は大人しいう馬でも撮影現場に連れて来られ、いつもとは全く違った環境なのでビックリしたり、興奮したり、不安がったりして撮影が全然進みません。
馬の方から考えますと、平素は乗馬クラブで、乗馬客の安全の為に急発進・急停車はご法度の筈なのに、撮影現場ではそれを強制されます。なので馬としては混乱しますし、周囲には知らない人は一杯いるし、見た事もない機械は一杯あるし、知らない同士(馬)も一杯いるので、
「一体、何が起こったのっ!?」
…と、叫んでも。
馬に人間が説明をしてくれる訳はなし、ましてや仲間(馬)だって、理解なんかしてる筈もありません。
uma_02.jpg【華麗なる、馬上からの落っこち】林邦史朗氏はもちろん、NHK大河ドラマの騎馬シーンを支え続けている若駒メンバーは、馬の苦労を何度となく、数えきれないくらいに繰り返して、撮影をしてきました。

林は常々、ロケ地は日本全国にある訳で、乗馬クラブも全国にある訳だから、ロケ地に近い乗馬クラブから馬を借りては、と提案をし続けてまいりました。
それも、まずどの程度『劇用馬として、使えそうな馬』が、 どの乗馬クラブ(または牧場)にいるのか、把握できていればどんなに楽かと考え、2007年の春くらいから打診し、現在は協力して下さる方も徐々に、増えてきています。

uma_03.jpg【馬上からの、射弓シーン】当方には劇用馬の乗馬経験者がおり、その経験の数も並ではありません。
大河ドラマ50年の歴史を支え続けた、林邦史朗と関わってきた仲間達ですから、その実力は、お墨付きです。
現在も、どの地方に、どの程度使える馬がいるのか、データベースを作成中ですが、予算やスケジュールの打診などの依頼に応えて、可能な提案をしていく。
そんなプロジェクトを発展させていきたいと考え、2008年7月より、業務を開始しました。

全国の乗馬クラブや、牧場主のみなさま。
もしも林の提案に賛同下さるなら、ご連絡下さい。
また、皆様のご要望などにも、併せて応えていけたら…と、当方は考えております。
提案でも、なんでも結構です。
また、劇用馬コーディネーターへのお問い合わせなども、メールフォームから承ります。 

劇用馬に掛る費用

撮影現場における『実際問題』として、遠方から必要な馬を輸送してくるには、お金が掛かります。
それは、馬の移送費(車代+ガソリン代、高速料金代)だけでは、ありません。
馬は生き物ですから、食事もすれば、ボロ(糞)も出します。馬の食事については、自分の厩舎から運んで来るのが原則ですが、ロケ地で宿泊する事にでもなれば、まずは馬の休憩場所・宿泊場所を探さなくてはなりません。
ロケ地と撮影現場との距離が遠ければ遠いほど、それに比例して費用が掛かり、馬の場合は特に、下準備が必要です。

B 021.jpg劇用馬プロジェクトが立ちあがるまでは、そんな風に苦労をして連れて来た馬でも、実際には興奮して使えなかった事も多くあって、10頭連れて来ても、安心して使える馬は半分くらい…というような事も、ありました。
『劇用馬プロジェクト』が立ち上げられてからは、改善がなされ、環境もだいぶ変わってきました。

ここでは、劇用馬を使う為に一体、どのような名目で費用が掛るのか、どのような物が絡んでくるかを、ご紹介します。

馬の値段
劇用馬と一口に言っても、栗毛の馬が良いとか、葦毛の馬が良いとか、ウィリー(後ろ足で立つ馬)が出来る馬が欲しいなど、需要は色々ありますが、基本的には一頭につき、幾らで計算されます。
馬に掛る費用
連れてきた馬を撮影現場だからといって、野放しにする訳にはいきませんので、1頭にまず1名、人が付きます。
この人件費は、1日8時間拘束を基準に、延長は2時間毎に1割といった具合で、計算をします。
また、馬は生き物なので、食事もすれば、ボロも出します。
そのボロの始末をするとなると、馬の傍を離れての作業になるので、最低でも馬の傍にいる者の他に1名は絶対に必要で、人件費の計算はやはり1日8時間拘束の、延長は2時間に付き1割増しになりますが、この人数も、馬の総数によって変わります。
その他、馬運車が必要になりますが、もし借りて来るとなれば、1日につき、馬が5頭位乗れる大きさのモノでも、5万位はするそうです。
その他、ガソリン代や交通費、食事代辺りが請求対象になります。
馬装について
現代劇なら、馬具はイングリッシュ又はウエスタンと呼ばれる物を使います。(鞍や鐙、手綱など)
ですがこれが時代劇になれば、まずは鞍が『和鞍』に変わりますし、鐙も『船』と呼ばれる特殊な物を使います。
その他、乗馬する者の身分に伴い、三懸(さんがい)と呼ばれる馬装を使います。
面懸(おもがい)、胸懸(むねがい)、尻懸(しりがい)と呼ばれる物ですが、その他に手綱も特別の物になります。
大抵の厩舎では、現代の洋鞍ならば装着出来る方がいますが、和鞍は特殊な物なので、こちらは装着出来る方がいません。
当方では、和鞍や馬装の扱いに長けた者を、紹介出来ます。
乗馬する人
馬を走らせる場合は、危険手当が上乗せになりますが、ただ乗馬するだけなら、この範囲ではありません。
これも1日8時間拘束で、超過すれば2時間毎に1割増しになります。
撮影・乗馬に慣れた者を、ご紹介出来ます。

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